院長の江藤 信一です。呼吸器を専門に診ております。
今回は喘息の検査のご紹介です。
気管支喘息は慢性の好酸球性炎症と様々な程度の気道の狭窄、気道の過敏性の亢進が見られる病気です。
確定診断には肺機能検査や喀痰検査を行っています。しかし、なかなか喀痰は得られにくく、当院では呼気一酸化窒素(NO)測定も併用しています。
呼気中のNOは気道の好酸球性炎症があると上昇します。肺炎、気管支炎では正常域ですが、喘息等では上昇するので診断の助けになります。
(当院の機器は英国:Bedfont社、原田産業)